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昨夜の動きを3行で解説:
・米ハイテク株主導でNASDAQ100が続伸した一方、NYダウは高値圏での利益確定売りに押されまちまちの展開
・外国為替市場では日米金利差の継続観測を背景にドル買い・円売りが優勢となり、ドル円は156円台後半へ上昇
・米長期金利が小幅に上昇するなかでも、底堅い企業収益とAI関連の成長期待が相場全体のリスク選好を支える
週末を迎えた直近18日の米国株式市場は、主要指数間で強弱が分かれる展開となりました。ハイテク株比率の高いNASDAQ100は前日比+197.19 pt(+0.67%)の29,644.17、S&P500は前日比+12.74 pt(+0.17%)の7,650.50と揃って上昇した一方、NYダウは前日比-95.40 pt(-0.18%)の51,682.64と小幅に反落して取引を終えています。指数ごとに方向感が分かれたものの、ハイテク・グロース株を中心にリスク選好の姿勢が維持されました。
市場を牽引したのは、生成AIインフラ投資の継続性や半導体設計大手の堅調な見通しを背景としたテクノロジーセクターの買い戻しです。前日までの相場調整を経て値ごろ感が生じた主力銘柄群に機関投資家の押し目買い資金が再流入し、大型ハイテク株が指数全体を力強く押し上げました。米10年債利回りは4.15%へ小幅に上昇したものの、金利上昇が株価の重荷とならず、むしろ米景気の底堅さを裏付ける材料として消化された点が特徴的です。対照的に、NYダウ構成銘柄である資本財や重工業、ディフェンシブ関連銘柄では、今週の上昇を受けたポジション調整や利食い売りが先行し、上値を抑える格好となりました。
為替市場では、ドル円が 156.75円(前日比+0.73円) と円安・ドル高方向に振れました。米国の雇用や消費データの堅調さを背景に米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅な利下げ観測が後退する一方、日銀の政策正常化ペースが極めて緩慢にとどまるとの観測が根強く、日米金利差の長期化観測に着目したキャリートレード(低金利の円を借りて高金利通貨で運用する取引)がドル円を構造的に押し上げる要因となっています。
今週全体のグローバル市場を振り返ると、週初から堅調な経済指標とインフレ鎮静化の兆候を好感する買いが先行し、主要指数は総じて高値圏を維持しました。「極端な景気減速を伴わずにインフレが落ち着く」いわゆるソフトランディング期待が市場心理を支えており、高値警戒感がありながらも下値では実需の買いが控えている構造が改めて確認された1週間となりました。
シカゴ日経先物(CME)の動き:65,005.00(前日終値比 +175.00 / +0.27% ※SBI証券 CME日経平均先物 NIYcm1・トムソン・ロイター提供確定値)
シカゴ日経平均先物は 65,000円の大台を回復 して取引を終えており、直近の日経平均終値(64,136.25円)に対して堅調なプレミアムを維持しています。米国ハイテク株の上昇と1ドル=156円台後半への円安進行が揃ったことで、週明けの東京市場に向けては輸出主力株や指数寄与度の高い半導体関連株を中心とした先物主導の買い戻し期待が意識されやすい地合いです。
今日の物色テーマ&注目銘柄(プライム市場):
昨夜の米国市場でハイテク株が選好された流れや、為替の円安基調を踏まえ、週明け以降のプライム市場で関心を集めやすいテーマを整理します。
テーマ1:先端半導体・AIサプライチェーン
テーマ2:輸出関連・グローバル製造業
テーマ3:大手総合商社(資源・インフラ関連)
※日本時間で本日発表される主な予定を記載しています。
※土曜日のため市場取引や公的指標の発表は休止となります。足元では主要中央銀行の金融政策会合を通過した直後であり、市場の関心はすでに週明け以降に公表される各国の購買担当者景気指数(PMI)速報値や、米国の個人消費支出(PCE)価格指数など、景気循環の持続性とインフレ動向を再検証するデータ群へと移行しています。
本日は土曜日のため国内・米国ともに取引所市場は休場となりますが、直近の海外市場ではNASDAQ100の続伸やシカゴ日経平均先物の大台乗せなど、リスク許容度の回復を示すシグナルが明確に現れました。為替市場でもドル円が156円台後半へと水準を切り上げており、来週初めの日本株市場は 輸出関連株や半導体主力株の下支え が期待される良好な外部環境でスタートする公算が大きいです。休日の間に保有銘柄のファンダメンタルズやポジション配分を冷静に点検し、週明けの寄り付き動向に備えたい局面といえます。
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