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昨夜の動きを3行で解説:
・米経済指標の堅調さと原油高を背景に米長期金利が上昇し、ドル円は158円台後半へと上伸
・米連邦準備理事会(FRB)高官による追加引き締めを示唆する発言で金利が高止まりし、NYダウは軟調に推移
・金利上昇が重荷となる一方、ハイテク株の一角が買われてNASDAQ100は小幅プラスを維持するなど高安まちまちの展開
昨夜の米国市場では、米10年債利回りが前日比で急上昇して米10年債利回り5.21%台に到達しました。米カンザスシティ連銀製造業活動指数の上振れに加え、実施された米7年債入札が低調な需要にとどまったこと、さらにFRB高官らからインフレ抑制に向けた利下げ慎重姿勢やタカ派的な発言が相次いだことで、債券売り(利回り上昇)が優勢となりました。長期金利の上昇は将来キャッシュフローの割引率引き上げや調達コスト増加につながるため、資本集約的な景気敏感株や高バリュエーション銘柄を中心に売り圧力が波及しました。
この金利急伸に伴い、為替市場では日米実質金利差の拡大が強く意識され、ドル円は一時159円台に迫る場面を見せるなどドル高・円安が加速、158.82円で取引を終えました。市場では本邦当局による為替介入への警戒ラインが意識されているものの、米経済の想定以上の底堅さと利下げシナリオの後退が強力なドル買い要因として機能しており、介入懸念を相殺する形で底堅い値動きが続いています。
株式市場では、NYダウが資本財や消費関連株の軟調さから前日比-161.61ドル(-0.31%)と続落した一方、S&P500は小幅安にとどまり、ハイテク比率の高いNASDAQ100は+0.03%と小幅ながらプラス圏を維持しました。金利上昇局面ではグロース株に逆風が吹きやすいものの、メガキャップ主導の底堅いAIインフラ需要やクラウド関連の堅調な収益見通しが下支えとなり、市場全体が一方的な下落に傾くのを防ぎました。
東京市場の投資家にとっては、ドル高・円安の進行が輸出企業の採算改善期待につながるポジティブ要因となる反面、米長期金利の急騰に伴うグローバルな株式バリュエーションの調整圧力が重荷となる複雑な局面です。今夜控える米重要経済指標を前に積極的なポジション構築を手控える動きも予想され、指数全体を追うよりも企業ごとの為替耐性や金利感応度を見極めたセクター選別が求められます。
シカゴ日経先物(CME)の動き:
CME日経平均先物(円建て)は、ドル高・円安の恩恵を受ける輸出主力株への期待感と、米長期金利上昇によるバリュエーション調整圧力との間で綱引きとなり、大証前日終値近辺の方向感に乏しいもみ合いで推移しています。外需ハイテク株の下支えがある一方、金利上昇に伴うグロース株全般への利益確定売りが上値を抑える展開が想定されます。
今日の物色テーマ&注目銘柄(プライム市場):
昨夜の海外市場では、長期金利の上昇を警戒しつつもハイテク株の下支えが確認され、為替市場では円安が進行しました。これを踏まえた本日の注目テーマと銘柄は以下の通りです。
テーマ1:半導体・AIサプライチェーン
テーマ2:自動車・精密機械(円安恩恵セクター)
テーマ3:大手金融・メガバンク
※日本時間で本日(2026年9月25日)発表される、ドル円・日本株に影響を与える主な予定は以下の通りです。
本日のドル円は、米金利高止まりを背景に下値が堅いものの、159円手前では本邦当局による介入警戒感も強く、158.20円〜159.20円前後のレンジでの推移が想定されます。日本株プライム市場は、円安進行が輸出関連銘柄をサポートする一方、米長期金利の上昇や今夜発表の8月米耐久財受注を控えた警戒感から、寄り付き後は売り買いが交錯する高安まちまちの展開が見込まれます。米金利の落ち着きを確認するまでは指数の大幅な上値追いは期待しづらく、為替恩恵を受けるバリュー株と業績裏付けのある好業績ハイテク株への個別物色が主軸となる見通しです。
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