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昨夜の動きを3行で解説:
・原油高に伴うインフレ懸念から米長期金利が上昇し、主要3指数は揃って下落
・日米金利差の拡大を意識したドル買いが強まり、ドル円は1ドル=160円台に乗せる円安・ドル高が進行
・米金利高を背景にハイテク株中心にリスクオフの売りが広がり、警戒感の強い地合い
昨夜の米国株式市場は、エネルギー価格の上昇に伴うインフレ再燃リスクが警戒され、債券市場で利回り上昇(価格は下落)が先行する展開となりました。指標となる米10年債利回りが4.80%へ上昇したことを受け、株式市場ではバリュエーション調整の売り圧力が強まりました。特にNASDAQ100は前日比-1.29%と下落を主導し、主要3指数が揃って軟調に推移しています。
金利上昇局面では、将来期待されるキャッシュフローを現在価値に割り引くディスカウントファクター(割引率)の上昇が意識されるため、PER水準が高い大型ハイテク株や成長期待先行型のグロース銘柄ほど調整圧力を受けやすくなります。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策スタンスに対する市場の織り込みが変化するなか、株式市場全体のボラティリティが高まりやすい状況です。
為替市場では、堅調な米経済指標と米長期金利の上昇を支えに日米金利差拡大を見込んだドル買いが優勢となり、ドル円は160.19円まで上昇しました。円安の進行は国内輸出企業の採算改善期待につながる一方で、原材料・エネルギー輸入コストの押し上げや、本邦通貨当局による為替介入への警戒感が相場の神経質な値動きを誘発する要因となっています。
シカゴ日経先物(CME)の動き:シカゴ日経平均先物は64,895.00円と大幅安(前日終値比 -995.00 / -1.51%)で推移しています。米国市場におけるハイテク株安や米長期金利の上昇を受けた先物主導の売りが波及し、本日の日経平均は前日終値(66,311.93円)から窓を開けて下落しての寄り付きが想定されます。寄り付き後は、下値支持帯での押し目買い需要の有無や、SQ(特別清算指数算出)前の需給動向が相場の下支えとなるかが焦点です。
今日の物色テーマ&注目銘柄(プライム市場):
相場全体が調整色を強めるなかでは、金利上昇メリット銘柄やコモディティ高の恩恵を受けるセクターへの資金シフトが想定されます。
テーマ1:銀行・金融セクター(金利上昇メリット)
テーマ2:エネルギー・資源関連(原油価格上昇)
留意セクター:半導体・ハイテク関連
※日本時間で本日発表される、ドル円・日本株に影響を与える主な予定です。
本日のドル円は159.80円〜160.80円のレンジを想定し、米長期金利の高止まりを背景とした底堅い推移が見込まれる一方、160円台定着に伴う政府・日銀による口先介入や市場介入への警戒感が上値を抑制する要因となります。
一方の日本株は、シカゴ先物の下落を映して売り先行での寄り付きが不可避な情勢です。指数主導の下落局面では、指数寄与度の高いハイテク株からバリュー株やディフェンシブ株への資金シフトが機能するかどうかが全体の底堅さを左右します。短期的な需給の波乱に惑わされず、金利耐性や強固なファンダメンタルズを備えた銘柄への選別的なアプローチが有効な一日となりそうです。
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