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昨夜の動きを3行で解説:
・NYダウは景気敏感株や資本財セクターを中心に買われ500ドル超の大幅反発を記録
・ハイテク比率の高いNASDAQ100は高値警戒感からの利益確定売りに押され小幅反落
・為替市場では米長期金利の低下を背景にドル買いが一服し、ドル円は158円台前半へ小幅軟化
昨夜の米国株式市場は、主要指数間で高安まちまちの展開となりました。牽引役となったのはNYダウで、米景気の底堅さを背景に資本財や金融などの景気敏感セクターへ買い戻しが先行。前日比+529.85ドル(+1.02%)の52,495.88ドルと力強く反発しました。S&P500もダウの堅調さに支えられて小幅に続伸しています。
一方で、ハイテク株比率の高いNASDAQ100は前日比-39.07pt(-0.13%)と小幅に軟調な値動きとなりました。直近の上昇を受けた高値警戒感や、一部の大型テクノロジー株に対する持ち高調整の売りが重荷となっています。堅調な景況感を背景にバリュー株(割安株・景気敏感株)へ資金が向かう一方、過熱感のあるグロース株(成長株)から利益を確定するセクターローテーションが鮮明となった一日といえます。
債券市場では、米10年債利回りが4.08%近辺へ低下しました。インフレ指標の落ち着きを受けて利下げシナリオが意識され、国債への買い戻しが入ったことが背景です。
外国為替市場では、ドル円が1ドル=158.18円と前日比-0.35円の円高・ドル安方向へ推移しました。米長期金利の低下に伴い日米金利差の拡大を狙ったドル買い圧力が後退し、ポジション調整のドル売り・円買いが入ったことが要因です。急速な円安ピッチからは一息ついた形ですが、依然として158円台という高水準を維持しており、実需のドル買い需要と本邦通貨当局によるけん制発言の双方が意識されやすい地合いが続いています。
投資家への示唆として、米国市場で確認されたバリュー株優位・グロース一服の流れは、東京市場の物色動向にも直結しやすい点に留意が必要です。指数寄与度の高い半導体関連株の調整が指数全体の重荷となる一方、好業績かつ割安感の残るバリュー銘柄への選別買いが活発化する二極化相場を想定しておくべき局面です。
シカゴ日経先物(CME)の動き:65,000.00(前日終値比 +295.00 / +0.46%)
日経平均の前日終値(64,916.70円)を上回っており、本日の東京株式市場は65,000円の大台を意識した買い先行のスタートが想定されます。心理的節目での攻防が予想される中、寄り付き後の持続的な買い需要が確認できるかが焦点となります。
今日の物色テーマ&注目銘柄(プライム市場):
昨夜の米国市場における資本財・景気敏感株の反発とセクターローテーションを踏まえ、本日注目されるセクターと銘柄は以下の通りです。
テーマ1:重工・防衛・インフラ関連
テーマ2:総合商社・資源関連
※日本時間で本日発表される、ドル円・日本株に影響を与える主な予定
本日のドル円は158円台前半を中心としたもみ合いが想定され、米長期金利の方向感を見極めながら方向感を探る神経質な展開となりそうです。実需のドル買いが下値を支える一方、高値警戒感から上値も重く、レンジ内での推移が見込まれます。
日本株はシカゴ日経先物が65,000円の大台に乗せて取引を終えたことを好感し、買い先行で始まるとみられます。ただし、米ハイテク株の軟調さを受けて値がさ半導体株の上値が重くなる可能性があるため、日経平均の上値追いは慎重になる余地があります。大型ハイテク株から重工・商社・金融といった割安な景気敏感株への資金シフトが日経平均およびTOPIXをどこまで下支えできるかが本日の相場動向を見極める鍵となります。
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